佐々木ゆかにとっての"サブカル"×"ギャル"×"社会"とは?
※時折編集します
子どもの頃より人に対する強い好奇心から
人物像を中心に描いています
私は高すぎる共感力を持ちながら大人になり
環境の変化の中で出会い、体験し吸収してきた『サブカルチャー』『ギャル』『社会』がアイデンティティとし制作表現活動や文脈の軸としています
私の中でのそれらの特性・役割は
・サブカルチャー…インスピレーションの源、幼少期から好んでいる漫画アニメゲームあらゆるオタクコンテンツ(今は"オタク"という言い方に限定されていないくらいポピュラーなところまで格上げされている)
音楽、イラストアートの平面的要素、日本画的線と平面からのイラスト、没入力、推し活、デフォルメ、現代性、デジタル、引きこもり、同人、オタク、マニアック、好みの多様性、音楽、世界観
・ギャル…(10代半ばから20代まで好きだったファッション文化から興味は始まる)
自己主張、派手さ、無防備、SNS、承認欲求、性、整形、ネット上における性消費問題、危うさ、水商売とその文化とその光と影、モデルやインフルエンサー、ファッション、ルッキズム、かわいい、心の芯の強さや無鉄砲さ、反骨精神、カルチャー的要素、発露、大衆、若さ、自由、音楽、メイクやセンスに現れる日本の独自性
・社会…SNS、他者や地域、地元、社会との繋がり還元、組織、会社員、理性、我慢、継続、発表と挑戦を重ねてきたレベルの高さを求められる画壇とその独自の歴史、私自身の西洋絵画(フランス)的美術教育のルーツ、アカデミズム、ルッキズム(絵画の)古典技法、リアリティ、団体行動における日本人らしい並列的足並みを揃える美徳など
である
この一見まとまりのないような特性が
1つに偏らず反発し合いながら多様性やSNSなども取り巻く社会問題としても冷静に見つめ作品に落とし込み繊細に均衡を保つことでできるのが佐々木ゆかの作品であり私だけの経験や出会いによるMIXアートである
(それだけに時には自らもを投影するかのように女性像を描くことが多いです)
これらはいづれも戦後敗戦国の日本だからこそ(私自身も戦争を知らない戦後生まれ)で独自に急激に発展した漫画アニメ等といったオタクサブカル文化とガラパゴス的なギャル文化と現代も一定の人口を要する日本国内の洋画美術団体や地域密着型会社組織と全てに触れてきたことで得た反骨精神から混ざり合った造形スタイルだからこそ新しい時代への挑戦が可能なのです
こうして伝統と現代を地域や国境に囚われず
時にはドキッとするような怖いもの見たさを刺激するようなメッセージ性取り入れながら歴史を記録し紡いでいきながらボーダーレスにアプローチをしていきます
2024/09 佐々木ゆか